ayumiko

殴り書きしかしてない

割り切れないから恨みなんだぜ

病院もなく

治療も出来ず

またその情報を知るすべもなく

学びの機会も得られず

あたりまえに享受できるはずだった生活もままならず

いるのは低俗なチンピラばかりの中で、

生きる

 

生きてきた

 

 

それを、無駄には、そうそうできまい

なかったことには、できない

忘れることなんてできない

それが、今の私を作っていて、

今の私の状況を作り上げていて

失い続けて

これからも失うことが決まっているからだ

 

だから恨むのだ

恨みとは、そういうものだ

 

水には、流せん

流せたら、それはただの怒りだ

 

 

なにかひとつ、ほんとうになにかひとつでも

愛情だったり

謝罪だったりがあれば

こちらも人の子なのだから

まだ、まだ、許し、しかたないとわりきれたかもしれないけれど

 

 

私には

なにもなかった

 

なにもかも奪われた人間が

どうして幸せに笑えるというの

 

どうして受け入れられるというの

 

どうしてあなたがその言葉を言うの

 

奪われたことすらないくせに

 

 

 

 

 

頭ではわかってるんだぜ

こんなことで身を壊しても無意味だって

 

でもこう生きるしか、生きるすべなんてないんだぜ

 

それを咎めていいのは、神しかいない

 

 

だって私は誰のことも危害加えてないからね

幸せなおまえに言われる筋合いもないわ

 

理解すらできないと思うから、言う資格も、ないでしょ

 

あんたには

 

あんたみたいに、与えられて育ったわけじゃない

 

あんたみたいには

 

 

 

 

 

 

そのどれもが叶わないなら

もう一生叶わないなら死んでもいい

 

 

そうすれば恨みも消える

私ごと

 

 

そうするか、

心の中を灼熱の炎でいっぱいにするしか

方法なんか

ないの

 

 

 

許さないよ

 

時は戻らないから

 

 

 

 

 

あんたがもし許されたいなら

自分悪いなんて微塵も思ってないだろうけど

もし万が一許されたいなら

私に与えろ

今まで私にくれなかった「普通」とか

あんたがよく言う、「人の心は金でしか示せない」って言葉の通り

普通なら受け取るはずだったもの

わたしに頂戴

そうしたら体のことは、もう治らないから

諦めてあげる

どうせ死ぬんだから

どうせ保たない

普通の生活なんてできやしない

遅すぎた

だからそれはもう、私自身の体のことは、諦めてもいいよ

“それさえ”叶えば

 

 

もうそれだけで

 

 

 

ただの夢だけれど

 

 

 

 

期待なんてしない

 

 

 

 

あの人は昭和の永遠の高校生なのだから

なにも与えることなどできない

 

あの人は、社会に出たこともないから、今の時代をまったく知らないからね

 

今の子が、どんな生活しているのかも

知らないからね

 

今の時代がどうなっているのかも、ね