ayumiko

殴り書きしかしてない

病気になるってこんな感覚だ

たとえばこの箱の中に100人の人間がいて

“希望”っていう人が言うんだよ

「さあおまえたち何が食べたい?どこへ行きたい?何になりたい?どんな生き方をしたい?そのすべてはおまえたちの努力次第で、欲しいものの全てが手に入るんだ」

そう言って可能性の種を配る

当然私もそれを言われる権利のある、みんなの中の一員だと思っていた

なのに突然

「でも、おまえはだめだ」と

わけもわからないまま、目の前にありつつあったすべてを取り上げられ

可能性の種を配られたみんなを横目に

諦められないけど、諦めなくちゃならない状況で

心を無にすることでしか自分を守るすべがない

そんな状況で

それでも生きるしかない絶望を

誰と分かち合うことも出来ず

 

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そんな人生なら…と

ずっと考えて

きっと決断のときまでずっと考えて、迷って

その間にも悔しくて悲しくて

そんな毎日だ

ときには、しかたがないと前をむこうともするが

やはり、人間はそんなにいつでも平気ではいられないもので

自由がないことを、恨めしく思ったりもするし

そのせいで心が鬼になって

自分以外の幸せなんてなにも考えられなくなる

そんな自分も好きではなくて

沼にはまっていくようだ

なにも叶わないことを知りながら、その沼から這い上がれるか…?光なんてないのに?

その答えも出ていないが

とりあえず、心臓が止まらないうちは、どこにいたって生きるしかないのだと

それだけはわかっていて…

でも、どうしたらいいかわからないんだよ

みんなみたいに、人生というレールが引かれているわけではないのだから

こうしたら幸せになれる、っていう、人生のレールから、外れて

疎外感、無価値、無力、そのどれもが

自分にぴったりな言葉だと思いながら

そのうちに、その“希望”って人が言った言葉を、今は私が自分に言うんだよ

「でも、おまえはだめだ」

 

ついでに、「おまえは、あっちへは行けない」って