ayumiko

殴り書きしかしてない

一番安いやつ

自分の物を買ってもらったことなどあまりない


兄弟が多いから
いつもお下がりだった


必要に迫られて買うものもあったけど
私にだけ「一番安いのから選べ」って
兄に買ったゲームも私には買ってくれず
学校で必要な学用品すらも買ってくれず
成長にあった靴も服も買ってくれない
きつい靴でいると、靴下には穴があくし、足の爪が割れることも多かった
病院にもつれていってくれない
なにか体に問題があって、学校から病院に連れてけと何度かお手紙がきても
病院なんて行かなくていいのに!!と言われた


私のことなんて大事じゃないんだと感じた


だって

母の口癖

「結局人の気持ちはお金でしか現せない
お金をつかうことは自分の身を切ることだから」




その理論でいくと、ね


死ね死ね言われたときと同時期だし
これでどうして愛されていると言えようか






「一番安いやつ」


あんたにはこれがお似合いよと
言われているみたいだ


物のお金の価値は人の価値になる
わかりやすい指標だ

ブランドは差別化の役に立つように


ゴミしかあてがわれない私はゴミのような存在なのだと
潜在意識に埋め込まれていったようでもある


そんな私の人生を
今更やりなおせやしないのだ




誰に
人の命はみな等しく大切だとか
あなたのことが好きだとか
言われても

信じられるわけがないのだ

それが当たり前に育った
っていうのは

例えば
時過ぎてうっそぴょーんって言われても
疑心暗鬼になって喜べやしないでしょう


何を言ってるんだこの人は…?
でしかない


そうとしか思えない
自分が
つくづく嫌になるけれど





こんなことでは、私は
幸せにはなれないのだと

実感することが
すごく、悲しい



「未来」が「希望」でなくなったとき
人は死にたいと
思うもんなんだと思う

諦めるしかないもの
幸せな人生ってやつを
だったら苦しいだけだもの
生きてたって

金ばっかかかるわ