このまえ十年後の私へみたいな手紙が届いたんだけど
中身はなかった
封筒しか書いた覚えないもんなぁ
先生からはよ書けって催促されたの覚えてる
でも明日書きますとかいって書く気もなくて
そのまま
無言の手紙なんて
私らしいやと妙に納得して
笑っちゃった
もっとちゃんと、なんか書いとけばよかったなぁと
少しだけ思った
まあどうせ書くにしたって
本心ではない、当たり障りのないこと書いてたんだろうけどさ
その頃は、死にたい時期だったから未来どころじゃなかったし、未来が絶対的にあるもんだと信じてもなかったし
生きてたとしても目指したいものもないから、元気にしてますか?としか
きっと書かなかったんだろうけどね
死ぬときもこんなかんじかな
人生振り返って
何も残ってねえなって
納得するんだろうか?
私らしいやと
自分ってやめられないから
きっとそうなんだろうね